Switch【Substance Designer】

Switchノードは複数の入力を切り替えできるノードです。SwitchとMulti Switchがあり、Switchは2つの入力の切り替え・Multi Switchは最大20個までの入力の切り替えができます。
1つのグラフで複数の出力をしたい時にとても便利に使えるノードです。

Switchを使うケース

前回の記事で雷のテクスチャを作りましたが、雷はパターンの違うものを複数作りたいです。
パラメーターを調整すれば別の雷を作れますが、前の雷をまた使いたい時にパラメーターを戻すのは大変です。グラフ全体をコピーして保存しておくのも非効率です。

↓このノードを全部変えたい…

こんな時にSwitchノードやMulti Switchノードが使えます。

使い方

今回はMulti Switchで雷を4つ作ってみることにします。Switchだと切り替えの数が2つになるだけで出来ることは同じです。
切り替えたいノードが1つであれば直接値を動かすようにしてもいいですが、複数のノードをまとめて切り替えたい時はInputノードと組み合わせるのが便利です。

まず、切り替えたいノードをコピーして4つ作りMulti SwitchノードのInput Numberを4にし、全部つなぎます。

Multi SwitchのInput Selectionの値を変更することで入力の切り替えができます。そのため、これを整数の入力値で受け取るように設定します。(詳しい方法はInputノードの記事を見てください!)
※Switchノードの場合は整数ではなくブーリアンを使います。(真か偽の2択です)

Inputノードの設定はこんな感じで最小値が1・最大値が4の整数になるようにします。クランプを真にすると値を動かす範囲が制限されます。
同じ1つのInputを複数のSwitchノードで共有するようにします。

出来上がり

必要なノードに全部つないでInputノードの「デフォルト」の値を変えるとこんな感じです。
数が多いと全部のノードをつなぐのはちょっと大変ですが…、一つのグラフで複数の出力を効率よく管理できるのでとても便利です!

シェアする

「Substance Designer」の記事

最新記事

もっと読む>>