Cross Sectionノードはグレースケールの入力をハイトマップにした時の高さを白黒で出力するノードです。
3Dテクスチャ制作用としてはハイトマップの高さを確認するのに使うようですが、2Dテクスチャで曲線や折れ線を作る元としても使えます。
Substance Designerで1本の線を描く方法は意外と少ないので色々使えそうです。
もくじ
Cross Sectionとは

直訳すると断面図で、その名の通りハイトマップの断面図を白黒で塗り分けます。
断面を取得する軸をXかYで選び、断面の位置を指定します。
曲線にするか折れ線にするかを選択できます。
曲線や折れ線を作る
Cross Sectionを使って曲線や折れ線を作ることができます。
この例ではGaussian Noiseを使うことにします。
線として抽出するにはいくつかの方法があります。
Edge Detect
太さを指定して均一な線を描画できます。

Histogram Scan
Cross SectionのDrawing StyleをGradient Mirroredにすると両側に向けたグラデーションになります。
これにHistogram Scanを使うと太さに強弱がかかった感じの線を作ることができます。

雷を作る
雷の光が少し滲んで見える感じを出すためにNon Uniform Blurを使ってランダムなぼかしをブレンドしてみました。

ギザギザ感を強くするには指向性ワープを使いました。
Cells2のようなコントラスト強めで直線っぽさがある感じのノイズに少しだけブラーをかけると良い感じです。

また雷のパラメーターが違う細めのものを作ってブレンドするのも良いです!

Substance Designer上で着色するかパーティクルの方で着色するかは場合によると思いますが、着色したものにGlowノードをかけると雰囲気が出るのでオススメです!
