変形2D(Transform 2D)【Substance Designer】

主にシェイプ系のノードは位置やサイズを変更して使うことがよくあると思います。
そんな時に使えるのがこの変形2D(Transform 2D)ノードですが、意外と操作が分かりづらくて小回りが利かない…と思う部分があります。
この記事では自分が思った注意点や覚え書きをまとめてみました。

変形2D(Transform 2D)ノードとは

カラー / グレースケールの入力が一つあるノードです。
入力されたテクスチャのサイズ変更・回転・位置調整をすることができます。

サイズ・角度等の変更方法

ノードを選択すると2Dビュー画面にサイズ変更ツールが表示されるので、見た目で調整したい場合はこちらを動かせばOKです。

サイズを値で指定して変更したい場合はちょっと特殊で、プロパティウインドウの方にパーセンテージで値を入れてEnterを押すと1回押すごとにサイズ変更が確定されます。
「50%にしたけど75%にしたかったな…」という時は次に75%ではなく150%を入れる必要があります。
(これめちゃくちゃ使いづらいです…)

公式のリファレンスでも「入力した値を変えたくなったら一度パラメーターを全部リセットするのが良い」と書いてあったのでそういう仕様のようです…。
値を指定したい場合は事前にきっちり決めておくのがよさそうです。

変更を元に戻す

プロパティウインドウの右上端のメニューアイコンから「すべてをリセット」を選びます。
「特定のパラメーター」の方から選ぶとノードの全ての値をリセット、各項目の方(ここでは「マトリックスの変形」)から選ぶと項目の値のみをリセットできます。

左右反転と上下反転

左右・上下で反転したい時は「ストレッチ」の縦横の値に-100%を入れます。

タイリングの解除方法

シェイプ系ノードを変形する際にはタイリングさせたくない場合があると思います。
以下の設定でタイリングを解除することができます。

①ベースパラメーターの「タイリングモード」の横にある青いアイコンから「絶対値」を選ぶ

②モードが選べるようになるので「タイリングなし」に変更する

横だけ・縦だけタイリングさせる設定にもできます。

Safe Transformノード

変形2Dを使って回転やオフセットを色々と動かしていると、端が正しくタイリングしないテクスチャになることがよくあります。

このようになるのを防いで必ずタイリングされる状態で変形するのがSafe Transformノードです。
グレースケールとカラーがあります。

変形の値を変更してみると、入力したテクスチャごとにタイリング可能な角度に変形が制限されることが分かります。
変形はしたいけれどタイリングはさせておきたいというケースはよくあると思うので、その場合はこちらを使うのがよさそうです。

まとめ

図形を使うのであれば必ず必要になるノードなので、使い方とリセットの仕方をしっかり覚えておくのがよさそうです。
変形の値を絶対値にするか現在の値を画面上で見られればもっと便利なのですが…!

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