図形生成系のノードのうち、多角形や星形を生成するにはPolygonノードを使います。
ずっとポリゴンって3Dの表面のことだと思っていたんですが、多角形のことだそうです。(ペンタゴン、ヘキサゴン…みたいな感じ?)
3Dモデルってカテゴリとしては多角形だったんですね…。
Polygonは2種類あり、複雑な調整ができるPolygon1と機能が限定されてシンプルなPolygon2になっています。ここではシンプルなPolygon2から見ていきます。
もくじ
Polygon2
指定した角の図形を描けるノードです。
中心から辺に向かってグラデーションをかけることができるので、グラデーションマップと合わせて辺を抽出したりハイトマップに使用したりすることができます。
グラデーションにカーブを設定できるので、辺が直線的ではない形状を作ることができます。

このノードの中にタイリングやInvert(反転)の機能もあります。
(ただ反転は図形の背景部分の色を反転してくれないのでちょっと使い勝手が悪い気がします…)

角度がおかしい?
奇数の角を指定した時、一目見た感じでは不思議な角度になっているような気がします。
が、よく見るとどんな数を指定した場合でも右の辺が垂直になるようになっています。
90°回転させれば使いやすい形になります。

Polygon1
基本的にはPolygon2と似ていますが、一番違うのはケーキやピザを切り分けるような感じで中央から各辺を分割できることです。

この分割を使って色々な形の星を作れるのがとても便利です。
星の作り方
パラメーターのExplodeとTriangle Size Xを調整して好みの星形にします。

外側部分と同じくらいのサイズのPolygonをもう一つ作り、Invertを適用してからブレンドします。

なおExplodeを変更した状態で回転すると各分割部分が個別に回転するので、手裏剣とか風車みたいな図形を作れます。
ただし全体を回したい時は変形2Dで回転させる必要があります。

Star
Polygon以外にも星を生成できるノードがあります。正五芒星を出力するStarノードです。ただし、このノードは正五芒星の出力しかできません。

Polygon1ノードは色々な星を作成することができますが、値を調整して正確な「正○芒星」を作るのはちょっと難しいです。
Polygonの値調整を使わなくても正六芒星なら正三角形を2つ逆向きに組み合わせれば作れますし、正八芒星なら正方形を2つ組み合わせれば作れます。
ただ一番使いそうな正五芒星はPolygon1や図形の組み合わせでは簡単に作れません。
そんな時にこのStarノードが使えるので、頭の片隅に置いておくと良いかなと思います。(個人的には5~9くらいの値を選択して正○芒星を作れるノードだったらいいなと思っています…)
まとめ
ShapeとPolygonを使えば基本的な図形はかなり作れるんじゃないかと思います。
ただ歪みのある形状を作りたい際は難しい場合もあるので、SVGとどちらを使うのが便利なのか考えつつ使うのがよさそうです。