色調補正系ノード【Substance Designer】

Substance Designerで色調補正や色の置き換えができるノードはいくつかあります。
画像処理系のソフトに必須のHSL・レベル補正はもちろんありますし、階調化ができるノードなどもあります。
ここではそれぞれの機能と使い方を見ていこうと思います。

HSL

HSLカラースライダーを使って色調補正できるノードです。お絵描きソフトで「色相・彩度・明度」という名前のあれですね。
基本的にはお絵描きソフトと同様で、微調整したい時に使うことが多いかなと思います。

彩度の値を下げてグレースケールにしてもデータはカラーのままなので、グレースケールで使用したい場合は「グレースケール変換」ノードを使う必要があります。

レベル

こちらもお絵描きソフトでおなじみのレベル補正です。グレースケールとカラーどちらでも使えるようになっています。
プロパティウインドウの上下5つのピンを動かして値を操作することになります。RGBAそれぞれ個別に調整することが出来ます。

カラーのものを補正するのはレベル補正で良いですが、グレースケールのコントラストを調整したい場合はHistogram Scan系のノードの方が直感的に使えるのでオススメです。
逆に偏った効果を演出したい場合はレベル補正の方が良いかもしれません。

グレースケール変換

こちらもおなじみのグレースケール変換です。
カラーのノードをグレースケールのスロットに接続する際に自動的に入るノードでもあります。

カラーをグレースケールに変換する計算式は内部でRGBそれぞれに決まった係数を掛けるような感じになっているんだと思いますが、このノードでは更に係数をRGBA個別に変更することもできるようです。

Quantize

直訳すると「量子化」だそうですが、お絵描きソフトで言ういわゆる「階調化」のようです。
色を指定した数まで減色します。カラーとグレースケールがあり、カラーだとRGBAそれぞれの数を個別に指定できます。

Invert

いわゆる階調の反転です。カラーとグレースケールがあります。

グレースケールはマスクを作って領域を個別に処理したい時などに使えてとても便利です。

まとめ

一般的なお絵描きソフトにありそうな色調補正のノードをまとめてみました。
英語の名前がちょっと分かりにくいものもあるので、よく使うものは名前を覚えておくとよさそうです。

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